2020/09/15/Tue
【recommend 2020/9/15】 The Housemartins / London 0 Hall 4 (USED LP)
【recommend 2020/9/15】
The Housemartins / London 0 Hall 4 (USED LP)
見てみたら1月の投稿から何も無しと、我ながら怠惰な更新履歴で唖然としておりますが、心を入れ替えてできるだけ書いていこうかと思っておりますのでお付き合いいただければ幸いです。
8か月ぶりの投稿にしては地味すぎるネタではありますが、よく考えたらすごいバンドだったこちら。ご存じFatboy SlimことNorman Cookがベースを弾いていたことでも知られる80sネオアコバンド『The Housemartins』の1stアルバムです。
ギターのカッティングやコーラスワーク、ベルの音や曲の長さに至るまで全てがネオアコマナーな代表曲A①『Happy Hour』やB④『We’re Not Deep』(←タイトルもいい)をはじめとして、全体にまとわれているのはポジティヴな雰囲気と当時隆盛を誇っていたネオアコムーブメントの直球ど真ん中。その中にあって、まるでStyle CouncilなホワイトソウルA③『Flag Day』は隠れ名曲と個人的には思っております。
前述の通り、その後90年代以降ダンスミュージックのアイコンの一人として絶対的な地位を築いたNorman Cookが在籍していたことは非常に大きなトピックなのですが、アルバム2枚で解散したこのバンドはその後、ヴォーカルのPaul Heatonを中心にBeautiful Southという国民的バンドに移行していくわけです。言ってみれば、Normanはダンスミュージックで、Paulはポップミュージックである意味天下を取ってしまったわけです。
80年代のちょっと地味なネオアコバンドが、実はイギリスの音楽史上のなかでももの凄いモンスターバンドだった。という素敵なお話でした。
こちらのレコメンドはもちろん店頭在庫商品から選んで書いておりますので、興味のある方はぜひ店頭で手に取っていただければと思います。